冬の防災アイテム、カイロ

冬になると出番が多くなる「カイロ」。カタカナで表記することが多いですが、体を温める日本古来のアイテム「懐炉(かいろ)」がもととなっており、昔から石、砂などを温めて懐(ふところ)に入れて利用されていました。
これらは温めた石を布などに包んでいた「温石(おんじゃく)」という保温具がもとになっているとも言われています(諸説あります)。
最近はUSBで充電するエコタイプも登場してきていますが、やはり使い捨てタイプは便利。衣服に貼れるものや、手に持てるもの、靴の中に敷けるものなど、用途に応じてさまざまな大きさ・形、温度(低温タイプ、高温タイプなど)が展開されています。
封を切るとすぐにあたたまって数時間持続、そして使用期限も年単位と長いことから、防災・備蓄の面からもすぐれています。かさばらないのも防災アイテムとしては大切ですよね。家族の人数や形態によって、さまざまなカイロを準備しておくことが冬の災害への備えとなります。
使用期限が過ぎると本来の性能が損なわれる可能性が高まるため、ローリングストックを意識して使用期限切れにならないようにウィンターシーズンの常備品として活用しましょう。