内閣府は、「南海トラフ地震による長周期地震動では三大都市圏の広範囲でおおむね毎秒1.5以下」であるとの推計を示しました。これは、数分間にわたるような長周期の地震が発生した場合、現時点で市販されている家具固定などの備えでは、マンションやビルなどの高層階にいる人たちが安全を確保できないことが類推されるというものです。
 
とはいえ、いずれ日本のどこかで再び起こるといわれている大地震に備えは絶対に必要です。オフィス家具や自宅の家具の固定は、器具を使ってしっかりと留めておきましょう。なにも施さないよりかは、被害も最小限に済むかもしれません。
 
 
参考：内閣府「南海トラフ沿いの巨大地震による長周期地震動に関する報告」について
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_report.html