高齢者の防災食を考える

高齢者の家庭や介護が必要なご家族のいる場合は、通常の市販の防災食のほかにも、介護食の代わりになる防災食を常備しておく必要があります。噛みきれないもの、飲み込みにくい(嚥下障害)ものを無理に食べると誤嚥性肺炎を引き起こし、最悪の場合死にもつながります。
数日間避難しても良いように、やわらかい食感やとろみのついているような食品をいくつか備えておくことをお勧めします。最もポピュラーなのは白がゆのレトルトですが、栄養バランスを考えるとそれだけでは不足ぎみ。また、介護食はもともとレトルト食品にて市販されているものもありますので、日ごろから味に慣れてもらい、気に入ったものをストックしておくのも一案でしょう。