水道水で水を備蓄する方法

皆さんは飲料水を「ひとりあたり1日3リットル×3日分は保管しておくように」という基準を聞いたことがあると思います。いわゆる長期保存水といった複数年にわたって備蓄できる水の確保ももちろん大切ですが、水道水でも備蓄できることをご存知でしょうか。

水道水を備蓄するためにはいくつかのコツがあります。

  • きれいに洗って消毒したポリタンクを準備する
  • 水道水を静かに入れ、蓋いっぱいギリギリまで水を入れる(いずれも空気が入らないようにするため)
  • 風通しがよく、直射日光の当たらない場所に置くと常温で3日保存可能

水道水は塩素の効果で、ある程度の雑菌等の繁殖を抑えることができます。冷蔵ですと10日程度は保存可能ですが、ポリタンクを冷蔵するのは難しいですよね。また、あくまでも水道の蛇口から出てくる水を備蓄するための方法ですので、浄水器を通した水や塩素が抜けている水(白湯など)の備蓄にはこの方法は向いていません。

「3日しか持たない」と思われるかもしれませんが「3日分の備蓄」ができることを思えば、飲料水の備蓄基準の分をすべて市販でまかなうよりかはお得ですね。
ぜひ参考にしてみてください。

参考:農林水産省 家庭備蓄ポータル 大事な水、どうやって備えますか?
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/imadoki/imadoki02_10.html