「簡易手作りトイレとおむつ」で備える

以前「トイレの備えはできていますか」でも紹介したとおり、災害時はトイレが自由に使えなくなることで精神的、身体的にもさらに追い込まれやすくなります。トイレを気にして水分や食料を取らないでいた結果、体調を崩した例もあります。
現在はたくさんの簡易トイレグッズが販売されていますが(もちろん防災キングでも販売しています)、便器や段ボール・ごみ箱などにポリ袋をかぶせてちぎった新聞紙を入れると、ごく簡易的ではありますが自宅にあるものでトイレの代用となります。
しかしそれだけですと消臭効果はなかなか得られませんので、長期的に使い続けることを想定するならば、マメにポリ袋を取り替えたり、振りかけタイプの消臭剤を別途準備するなどの工夫が必要となります。

また、消臭効果や緊急度などを重要視した場合に意外に役立ちそうなのが、パンツタイプの紙おむつや吸水パッドです。介護用品として大人用はさまざまなサイズが展開されていますが、お子さんの年齢によってサイズが見当たらない場合は通常の下着に吸水パッドを足して代用するのもいいかもしれません。
高分子ポリマーが入っている紙おむつや吸水パッドは、水分を素早く拭き取りたい時に威力を発揮します。災害時に使う機会がなかったとしてもなにかと便利な素材ですので、常備しておくことをお勧めします。