災害時の避難行動(分散避難)

新型コロナウイルスへの警戒が引き続き行われる中、地震などの大規模災害が起こる可能性は依然として続いています。
しかしかつての避難所等への避難の方法ではいわゆる「3密」を避けることができないため、現実的とは言えない状況になってしまいました。「とりあえず避難所へ」と向かう前に、本当に避難所がその人のベストの避難先なのかをもう一度考える必要があります。

青葉防災のある横浜市でも、先ごろ「災害時における新型コロナウイルス感染リスクを踏まえた避難行動(分散避難)の検討」という通達が出されました。
その中において「避難場所にいくことだけが避難行動ではない」「自宅で安全を確保できる場合には、自宅の上階など在宅避難に努めてください」
などといった指摘をしています。つまり、「何が何でも避難所へ」という考え方よりも、それ以外の選択肢を考えて行動することを勧めています。
しかし高齢者のいる世帯や小さいお子さんがいる家庭で避難所での避難が妥当とされる場合は、迷うことなく避難所に行く必要があります。

個々に応じた避難場所や万全の感染対策のためには、やはり日頃からの「防災計画」がものを言うことは間違いありません。
どんな状況でも安全に身を守るために、こんな時だからこそ考えておきたいものです。

総務局地域防災課地域支援担当:
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/wagaya/korona.html