防災と電池(1)
「防災グッズ」というと電池類を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
何をどのぐらいストックしておけばいいのか、保管方法なども気になるところです。
3回にわたって、防災における電池の備蓄について考えてみましょう。
■電池の本数や種類、どのぐらい揃えればよいか?
内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によると、ライフラインで一番早く復旧されると言われる電気で6日間かかるとのこと。ここからまずは、お手持ちの防災グッズに必要な種類の電池を何本程度準備するかを想定する必要があります。
また、スマートフォンなど、充電にたくさんの電力が必要となるものを乾電池に頼るとなると、さらに多めに用意しなくてはなりません。
電池の大きさに関しては、違う形の電池を代わりに使える変換アダプタ(スペーサー、チェンジャーとも言います)が100円ショップなどで販売しているので、そちらを活用する方法もありますが、必ずしも同じパワーが得られるとは限りません。
例えば、単一型乾電池の代わりとして単三型乾電池を変換アダプタに入れて使用した場合、大きさとしては合っていても、容量は単三型乾電池のままですから、懐中電灯に使用した場合は明るさが足りなかったり、消耗が激しかったりすることが考えられます。
適切な形の乾電池を予備も含めて準備すると、それだけでかなり重くなってしまうことも。ソーラーパネルがついたランタンや手回しラジオなど、電池以外の動力を使った防災グッズも視野に入れながら準備するのも良いでしょう。
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