ハチに刺されたときの対処法

夏のピークがやってくると、ハチの人的被害が増えてきます。また、家屋や庭木などに大きな巣ができてしまった場合は、専門業者による駆除が必須となります。専門業者が分からない場合は、区役所などで専門業者を紹介してくれることもありますので、相談してみましょう。
また、スズメバチやアシナガバチが原因のアナフィラキシーショックにて亡くなる方も年間十数人いると言われています。運悪く刺されてしまった場合の処置法を簡単にまとめましたので、医師の診察を受けるまでにやっておくべきこと・やってはいけないことを確認しましょう。

    ☆やっておくべきこと☆

  1. 患部を流水で洗い流す(こすらない)。刺さった針はピンセット等で抜く。
  2. ポイズンリムーバーで毒の成分を吸い出す。(ポイズンリムーバーは市販されているので常備しておくとよいでしょう)
  3. 抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏(市販の虫さされの薬)を塗り、患部を冷やしてなるべく早く病院の診察を受ける。
    ★やってはいけないこと★

  • 患部を爪などでつまんだり、かきむしったりすること。
  • 毒を口で吸い出すこと。
  • 薬を塗っただけで病院の診察を受けないこと。(過去に経験している人に多い現象ですが、1度目よりも2度目以降に刺されたほうがアナフィラキシーショックになる率が高まりますので注意してください)

毒が回り出すのは、刺されてからおよそ15分後だと言われています。その15分の間に、上記の「☆やっておくべきこと☆」を忘れずに行いましょう。

参考:
神奈川県ホームページ「ハチに刺されたら診察を受けてください!」
https://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f537760/