防災用備蓄としてのポリ袋
防災グッズは揃え出したらキリがない、何から用意したらいいのかわからない! という方もいると思います。その中でも基本中の基本、必須アイテムと言えるのが「ポリ袋」。
さまざまなものを分けて保存したり、ゴミ袋として使用したりと、非常時には特に必要となります。用途に応じて、さまざまな大きさを揃えておきたいものです。
そこで、「防災」という観点からポリ袋を用意する場合、キーワードとなるのが「高密度ポリエチレン」という素材名。ざっくりとした表現ですが、シャリシャリした風合いなのが高密度ポリエチレンであることが多いです。
一方、ツルツルとした風合いのポリ袋は「低密度ポリエチレン」。伸びには強いですが、耐熱性があまりありません。
高密度ポリエチレンは薄手のタイプも多く、縦に裂けやすいので鋭利なものを入れることには不向きなのですが、耐熱性に優れます。「防災クッキング」などで紹介されるポリ袋での調理は、ほとんどが高密度ポリエチレン使用が前提です。ガスコンロなどで湯煎調理をすることが想定される場合は、少し厚手のものを用意しておきましょう。
(コンビニなどで使用されるいわゆる「レジ袋」は、各社さまざまな素材で作られていますので、必ずしも高密度ポリエチレンとは限りません。ご注意ください。)
普段からいろいろなシーンでなにげなく使っているポリ袋。
特徴や種類、非常時の用途を把握した上で選ぶのもひとつの手ではないでしょうか。